Comets of the Week

Vol.012 NORIAKI KAMATA


PROFILE
東京都出身。幼少期からバレエを初め高校の時にジャズダンスに転向。東京ディズニーランドでダンサーとなるものの半年ほどで止め、19歳で渡米。1996年に人生で初のブロードウェイのミュージカル「The King I」に出演。親友の自殺などで長い間精神的に立ち直れずLAに拠点を変え幾つかのミュージカルの傍ら演技の勉強、カンフー、スタントのトレーニングなどを学ぶ。最近では「Memory of a Geisha」などのハリウッド大作にダンサー役、近日公開のハリウッド映画ではLucy Liuのスタントを勤めるなど活躍をしている。また、「Kill Bill」「Mr. Mrs. Smith」 「Daddy Day Care」「Rise」など大作映画にも数々の出演を果たしている。

――アメリカに来たきっかけなどを教えてください。

私のプロフィールにも書かれているように、私自身とても小さい時からバレエを習い始め、そして高校時代にはジャズダンスに出会いダンス一色の生活を送っていたんですね。学校の部活動などよりも、ダンスのレッスンの方を優先する様なダンス中心の生活パターンでした。ジャズダンスを続ける中で名倉佳代子氏につきダンスの修行を続けました。そして、17歳にしてプロのダンサーとしてデビューし本格的にダンサーとして活躍していました。そんな生活を送る中、当然の様にダンスの本場であるニューヨークでダンサーとして活躍するのを夢見る様になりそれで渡米を決意してアメリカに自分の夢を現実をするために来ました。

――現在の活動はどういった活動を中心になさっているんですか?

今現在の活動は女優業を主に活動しています。ダンサーとして長く活躍し色々なミュージカルにも出演を果たした今、もっと映画を中心に活躍したいと思っています。

――アメリカに実際に来て生活する中で苦労したのはどういった事でしたか?

アメリカに来て間もない頃はとにかく、英語で苦労しましたね。ニューヨークのブロードウェイは白人社会と言っても過言では無いほど白人ダンサーが多いので、アジア人で、しかも日本語訛りのある英語しか話せなかった自分にはとても不利だと感じましたし、自分の英語力で馬鹿にされた様な事もあって大変苦労しました。またコネクションが大切なキーになってくるのですが、日米では人への接し方にかなりの違いがあるので、慣れるのに苦労しました。また、日本では何の問題無くスムーズに運ぶ様な事も全くと言っていいほど、スムーズに運ばずストレスの原因の一つでした。

――ダンサーとして活躍されていた時にどう言った点で日本とアメリカとの違いを感じましたか?

日本でのダンスは、芸術的な物にこだわるという面もあったんですが、それ以上に一般的に日本のダンスは自己満足的な要素があると思うんですね。けれど、アメリカのダンスは芸術的な視点からや、自己の主張よりも「見せる物」としてのダンスという違いがあると感じました。また、アメリカの様な「見せるためのダンス」としてダンスを習得していなかった私は、他のアメリカ人ダンサー達とのスタート地点の違いを思い知らされ始めての挫折を味わった事を覚えています。

――アメリカで活躍する日本人ダンサーとしてのメリット・デメリットはなんだと思いますか?

こんな事を言ったらとてもネガティブに聞こえるかもしれませんが、私個人的には日本人ダンサーとして活躍するに当たり、メリットよりも確実にデメリットの方が多いと思います。まず、先ほども述べた様に日本語訛のある英語、白人社会での自分のポジションの確立がデメリッドであると思います。そして、メリットはアメリカの文化には無くあらわす事のできない繊細差をダンスを通して表せる事だと思います。

――影響を受けた人、本、映画などはありますか?

影響を受けた人と言えば日本人では田中裕子さん、泉ピン子さんですね。田中裕子さんにしても泉ピン子さんにしても役の幅がとても広く、本当に演技だけで勝負できる女優さんだと思うからです。そして、アメリカで活躍されている方々では、やはり演技派女優のミッシェル・ヤオさん、そしてナオミ・ワッツさんですね。そして、ブロークバックマウンテンの監督としても知られるアン・リーさんなどの作品も影響されましたし、そして何より尊敬しています。また、ダンサー時代に影響を受けた映画はフラッシュ・ダンスですね。

――もう数々の映画やCMなどでご活躍なさっているマミさんですが、今度はどの様な人と競演してみたいですか?

今後活躍していく中で競演したい方々は多々いるのですが、内容の濃いアクション作が好きな私にとってはジェット・リー、ジャッキー・チェン、そして影響を受け、尊敬する女優さんでもあるミッチェル・ヤオさん、ナオミ・ワッツさんともぜひともチャンスがあれば競演したいです。また、スピル・バーグ監督の作品でも多々好きな作品があるので、彼の監督する映画にもチャンスがあれば出演してみたいです。

――5年後、10年後にチャレンジしていきたい事は何ですか?

今までダンサーとしてやってきて、最近女優業に転進したわけですが、まだまだ女優業の方は学ぶ事があるので、常に新しい事を女優として学びながら5年そして10年後にも現役のパフォーマーとして活躍していきたいです。

――では、最後にハリウッドデビューを目指す会員の皆さんに一言御願いします

ハリウッドでデビューをするにあたって大変な事はもちろんたくさんあると思うし、安定するまで、とても精神的にも肉体的にも大変だと思いますが。しかし、一番大切なのは、自分を信じ自分を貫き通せる精神を養う事だと思います。

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